着物のお直し
2015年09月14日(月)7:53 AM
先日お客様がちょっと気になる話をされていました
「留袖のお直しはできますか?最近の着物の生地は薄くてすぐ擦り切れてしまう
何十年も前の着物はこんなことにはならないのに」
確かにそうかもしれません。
最近のインクジェットプリントの着物では通常の白生地では厚すぎてインクが浸透しないため、生地を薄くしていると聞きます
インクジェットと聞くと簡素で安っぽい気もしますが、従来の技術ではできないような最近の振袖にみられる華やかなデザインを可能にしたのもインクジェットですし、従来の染めの技術とインクジェットを併用した新たなものも生み出されています
また昔の着物は、目方で良い悪いを判断したと言いますが、重い分、それだけ糸が詰まっている証拠なので良いことに間違いないのですが、とにかく重い、また帯も昔のものは重い
でも、生地が重い分、糸が詰まってるからこそ、またそこには想いも詰まっているので親から子、子から孫へと何代にも渡って着続けていけるのが昔の着物の良さなんだと思いました
どちらにも見方によってそれぞれ良さがありますよね
いつか僕も着物の似合う男になったら、自分だけの着物を誂えてみたいですね。
そうしたら、僕も休日は着物で…なんて生活したいですね。