散らない桜
2014年04月16日(水)9:05 PM
桜もピークを過ぎて、花びらの掃除が大変ですね。
嵐山の桜、桂川の桜、有栖川の桜に、天神川の桜もとても綺麗でした。
毎朝、通勤でこれだけの桜を見れるのは、なんだか得した気分です。
桜は時期が短く、気が付くと散ってしまう。でも、そこがまた桜の良いところかなと感じます。
でも、散らない桜を見るのも好きなんです。
それは桜の柄の着物のことなんですが。
桜の柄の着物は、「春の季節の花だから春しか着てはいけない」という意見と
「日本の国花だから季節は関係ない」という意見をよく聞きます。
これはある着物研究家の方に聞いたところ、どちらも正解ではありますが、
“桜の花や花びらだけの柄、または抽象化、デザイン化された柄なら年中着れる”けども
“桜の幹や枝が描かれている場合は春しか着れない”だそうです。
でも実は桜だけの着物はあまり作られていないんです。
桜の花だけだから年中着ても大丈夫といっても抵抗があると言われる方が多いので、必ずと言っていいほど、
どこかに紅葉や菊などの秋の柄をいれて、安心して年中着られるように作っています。
個人的には、その時期だけしか着れない特別な着物って良いなあと思います。
添野
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