このごろの衣裳について
2016年04月08日(金)9:48 PM
最近、衣裳において気になる兆候を目にします。
それは“洗えない”衣裳が増えてきているように感じるのです。
ラメやグリッターが触っただけでポロポロ取れてきたり、
洗うことによってスパンコールのツヤがなくなってしまうもの、
赤いドレスでテストのためタオルに溶剤をつけて軽くこするとタオルが真っ赤に。
これは全てここ半年の間に弊社がメンテナンスの際に経験した事例です。
また、ポリエステル100%の黒いタキシードでドライクリーニング選択可能のものが
ドライクリーニングで洗うと色が出てしまう事例もありました。
このポリエステルの色が出てしまう事例は何もタキシードに限ったことではなく、
皆様は普段お召しになっている衣類からも出てくる事例が頻発しています。
このような衣裳は洗えなかったでは済まされません。
衣裳をレンタルされる業者様にとっては重要なことではないでしょうか。
1回使用しただけでラメが取れてデザインが変わってしまった。
しみ抜きが出来ずにすぐに廃棄に。
このようなことになってしまうと目もあてられません。
洗えないようなデザインやラメのついた衣裳は汚れやすい箇所を
着式にするなど改良を加えているメーカー様も見受けられます。
ドレスは皆様の資産であり、お客様にとっては想い出でもあります。
少しでもキレイな衣裳で良い想い出をつくっていただけるように、
私たちも試行錯誤の毎日です。
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